誰からも愛されないシステムを産んではいけない
最近自分はとあるシステムを刷新して新システムを構築する仕事をしている
どういうシステムかとかは機会があれば外部向けにも公開していきたいと思っているけど,システム自体の話はまた別の機会にしたい
今回は今のシステム構築に携わっていて感じていることを書きたい
私は社会人になってから今まで経験の無かったインフラに配属させてもらい,半年以上働いている
そして今回のシステム構築は私が初めてインフラエンジニアとして設計段階から携わったプロダクトで,基本的にインフラ周りは私一人に任されている
そしてインフラの構成も今回の要件で必要なことを一つ一つやっていっただけなのだが,社内でも新しい技術を投入したシステムになっている
アプリケーションのコードをインフラだからコードは一切書かない!みたいなスタンスは自分の会社だとあまり好かれないし,自分もインフラエンジニアとアプリケーションエンジニアの区分を付けるのに懐疑的なのでインフラに必要なコードを中心に積極的にコミットをしているつもりだ
そんな感じで自分もがっつり関わっているシステムなので,このシステムや動かしているサーバーにも非常に愛着がある
ちょっとでも時間があれば munin のグラフを見て今のサーバーの状況を確認しているほどだ
自分が関わっているシステムを愛しているといって過言ではないと思う
ずっと一台のサーバーのことだけを考えていてずっとグラフを見ているしこれはもう恋に落ちたのかもしれない
— ラーメン (@catatsuy) July 18, 2014
他人に興味のある人間は非常に少ないので,今自分が携わっているシステムに興味を持っている人がいたとしても,このシステムを愛している人はさすがに携わっている人以外にはいないと思う
つまり実際にシステム構築に携わっている人から愛されていなかったらこのシステムは誰からも愛されていないシステムになってしまう
こんなにもサーバーの上で頑張って動いているのに,誰からも愛されていないなんてそんなことはあってはならないと思うし,自分が絶対にそんなことにはさせないと強く思っている
しかし世の中には誰からも愛されていないシステムが多く存在するのではないか,愛されていないのに必死に動いているシステムは今どんな気持ちで動いているのだろうか
ということを考えていた